LOGIN今話では、記憶を失ってしまったミユウと龍夜の暖かな交流が描かれます。「名前もわからない、いつもそばにいるお兄さん」としか龍夜を認識していなくても、見捨てずそばにいる龍夜くんの成長を描いています。そして、悪夢を見たミユウがまた城を飛び出して行ってしまい?!龍夜くんの取る行動は?次回更新お楽しみに。今回もおもしろいと思われましたらぜひブクマ、評価、レビューいただけますと泣いて喜びます。
「寒くないか?ミユウ」 腕の中で、ミユウの肩が小さく震えた。 返事はすぐには返ってこない。代わりに聞こえてきたのは、喉の奥で途切れる泣き声と、うまく整わない浅い呼吸だった。俺の制服を掴んだ指が、しゃくり上げるたびに強くなる。 湖から戻ったばかりの銀髪は水を含み、朝の淡い光を鈍く映していた。細い毛先から落ちた雫が俺の手首を伝い、濡れた草の上へ吸い込まれていく。 白い翼もすっかり重くなっていた。羽が何枚も重なって身体へ貼りつき、わずかに動くたび、冷たい水滴を落としている。 夜の名残をまとった風が、森の枝葉を揺らした。 湖面を覆っていた朝靄がゆっくりと流れ、その向こうから夜明けの光が細く差し込んでくる。けれど、光はまだ弱く、濡れたミユウの身体を温めるには足りなかった。「……だいじょうぶ」 胸元から聞こえた声は、今にも消えてしまいそうだった。 どう聞いても大丈夫じゃない。それでも大丈夫だと言い張ろうとするのは、俺に心配をかけたくないからなのか、それとも自分自身へ言い聞かせているのか。 問い詰める気にはなれなかった。 さっきミユウへ押し寄せたものが、ひとりで受け止められるほど軽くなかったことだけは分かる。知らないはずの光景と、恐ろしい声と、長すぎる時間の欠片。それらに呑み込まれかけたミユウは、今も俺の腕へ必死にしがみついている。 すべてを思い出したわけじゃない。 俺の名前すら、まだ戻っていない。 それでも、今のミユウをここへつなぎ止めることはできた。俺にできたのは、この腕を緩めず、何度でもそばにいると伝えることだけだった。 片腕でミユウの背を支えたまま、制服のジャケットへ手をかける。 濡れた翼を押さえつけないように注意しながら脱ぎ、冷えた肩から身体を包み込むように被せた。 夜通し森を歩き回ったせいで、ジャケットにも朝露の湿り気が残っている。それでも、湖の水に冷やされた服よりは、俺の体温が残っているはずだ。 ミユウは驚いたように顔を上げた。 泣き腫らした目が、俺とジャケットを交互に見る。やがて両手で前を掴み、残っている温もりを確かめるように、ゆっくりと胸元へ引き寄せた。「お兄さんの服、暖かい」 掠れた声に、ほんの少しだけ安堵が混じった。 ジャケットの襟へ頬を寄せる仕草を見た途端、胸の奥に張りつめていたものが、わずかにほどける。 夜
ミユウ、どこだ。教えてくれ。 冷え切った夜気を吸い込むたび、乾いた喉の奥が鋭く痛んだ。 静まり返ったアストリアの石畳を、俺の靴音だけが絶え間なく打ち続けている。窓の灯りはほとんど消え、並んだ家々も、夜の底へ沈み込んだように動かない。「ミユウ!」 声を張り上げても、返ってくるのは建物の壁にぶつかった俺自身の声だけだった。 制服の胸元を片手で押さえながら、細い道へ入る。走るたびに自然に流れる金髪が額へかかり、汗に張りついた。乱暴に払いのけ、暗がりへ目を凝らす。 どこにもいない。 道の端にも、家々の間にも、身を隠せそうな物陰にも、小さな姿は見当たらなかった。 白い羽根ひとつ落ちていない。湿り始めた石畳に、追いかけられるような足跡もない。光も声も残さず、ミユウは夜の中へ消えていた。 まず、城の周囲を捜した。 壁に沿って走り、角を曲がるたびに速度を落として、城壁の陰や閉ざされた扉のそばへ目を向ける。怯えてうずくまっていないか。俺から逃げたあと、行く場所を失って立ち尽くしていないか。 けれど、見つからなかった。 城下へ戻り、別の道を選ぶ。 道が二つに分かれるたび、足が止まりかけた。 右か、左か。 選ばなかった方にミユウがいたらどうする。俺が反対へ走っている間にも、一人でさらに遠くへ行ってしまったら。 焦りが胸の内側へ爪を立てる。 それでも、迷っている時間はない。俺は暗い道の奥を見比べ、城の外へ近づく方を選んだ。 走り出した足音が、再び夜の静寂を壊す。「ミユウ、返事をしてくれ!」 叫びながら角を曲がる。 一瞬、道の先で何かが動いたように見えた。息を呑んで駆け寄るが、風にあおられた布が揺れているだけだった。「くそっ……」 肩で息をしながら、周囲を見回す。 昨夜、ミユウの瞳に浮かんでいた恐怖が離れなかった。 自分は俺の心臓を治せなかった。 自分は俺を殺そうとした。 ミユウの口からこぼれたのは、たった二つの断片だった。けれど、その言葉を口にしたときの顔は、今いる場所さえ見失ってしまいそうなほど青ざめていた。 俺のことを誰なのか分からないまま、それでも俺が苦しんだ光景だけを思い出した。 そんなものを抱えて、一人でどこへ行った。 俺が近づけば、また怯えさせるかもしれない。声をかけた瞬間、逃げられるかもしれない。 それでも捜す。
それから数日後、俺は花が枯れないように毎日水やりをしていた。 朝の光は、薄いカーテンを一枚通るだけで、ずいぶん柔らかくなる。窓辺に置かれた花瓶へ水差しを傾けると、透明な水が細い音を立て、淡い色の花を支える茎の間へ注がれていった。 水を入れすぎて根元を傷めないように量を確かめ、萎れかけた葉を指でそっと起こす。花の世話なんて、元の世界にいた頃はしたこともなかった。それなのに今では、水面の高さや花びらの張りを毎朝確かめないと落ち着かない。 窓ガラスには、制服姿の俺が映っていた。 黄金の光をまとった甲冑は消え、身体はどこにでもいる高校生の姿へ戻っている。ただ、髪だけは戦いの前の色には戻らず、自然に流れる金色のままだった。朝日を受けるたび、見慣れない自分が窓の向こうからこちらを見返してくる。 その姿を見つめていると、胸の奥で別の鼓動が打った。 本来の鼓動へ黒い脈動が重なり、内側から心臓をつかまれたような圧迫感が広がる。水差しを持つ手が一瞬止まり、吸い込んだ息も喉の途中で途切れた。 俺は制服の上から胸を押さえ、痛みが少し引くのを待った。 背中へ視線を感じて振り向くと、寝台の上で身体を起こしていたミユウと目が合った。 銀色の髪は肩の辺りで柔らかく跳ね、朝の光を薄く映している。小さな身体の背には白い翼が畳まれ、呼吸に合わせて羽先だけがわずかに動いていた。 正天使だったときの面影はある。それでも、いま目の前にいるのは、力を使い果たして幼い姿へ戻ったミユウだ。 彼女は数日前に目を覚ましてから、少しずつ身体を起こしていられるようになった。けれど、俺と過ごした時間について尋ねても、困ったように首を傾げるだけだった。自分の名前を呼ばれても、それが本当に自分のものなのか確かめるように、何度か口の中で転がしていた。 俺のことも、毎日ここへ来て花や部屋の世話をする、金髪の年上の少年としか見ていない。 それでも今日は、昨日より長く俺の手元を眺めていた。「お花を育てるのが好きなの?」 窓辺の静けさを破った声は、思っていたより明るかった。 俺は胸から手を離し、何事もなかったように水差しを花瓶の横へ置いた。「好きと言うか、いつも見張ってないと勝手にかれたりするだろ。昔のお前みたいに」 重い話にしたくなくて、わざと不器用な冗談に変える。 ミユウは二度瞬きをしてから、自分
「……っ、は!」 身体が寝台の上で大きく跳ねた。喉の奥から引きつった息がこぼれ、肺へ入りきらなかった冷たい空気が、胸の内側をざらつかせる。 最初に目へ入ったのは、薄闇に沈む天井だった。 太い梁。そのあいだを埋める淡い色の板。視線をずらせば、寝台を囲う天蓋の布が、閉ざされた窓から忍び込む風にかすかに揺れている。見覚えがあるはずなのに、それがどこなのか、すぐにはわからなかった。 朝なのか、夜なのかさえ判然としない。カーテンの隙間から差し込む光は白く濁り、床の上へ細長い筋を作っている。頬を撫でる空気はひどく冷え、荒い呼吸だけが、耳元で何度も反響した。 俺は両手で敷布をつかんだ。 柔らかな布の感触。背中を支える寝台。指のあいだに絡む皺。少なくとも、崩れかけた石床の上ではない。 けれど、どこからここへ来た。 何をしていた。 頭の中を探っても、そこには深い空洞があった。目覚める直前まで見ていたはずの何かが、霧の向こうへ丸ごと隠されている。思い出そうとするほど額の奥が軋み、輪郭のない光ばかりが視界の奥で明滅した。 身を起こすと、肩から掛布が滑り落ちる。 黄金の甲冑はなかった。胸元にあるのは、異世界へ召喚された日に着ていた学校の制服だ。袖も、ボタンも、使い慣れた形へ戻っている。腕を覆っていた光も、身体の奥から溢れていた力も、今は欠片すら感じられない。 額へ落ちた髪を指で払う。 薄暗い部屋の光を受け、その髪は金色に輝いた。長さも髪型も以前のまま、自然に流れている。それでも色だけが黒へ戻らず、あの姿の名残のように残されていた。 俺は息を呑んだ。 その色をきっかけに、黄金の残光が頭の中で炸裂する。 崩れた玉座。亀裂の走る石床。宙を舞う砂埃。押し寄せる黒い魔力。焼けつくような光。身体の芯まで震わせた轟音。空間そのものが悲鳴を上げるように揺れ、砕けた石片が足元で跳ねている。 だが、どの光景も順序を持たなかった。 一つ浮かんでは消え、別の断片に押し流される。誰かの声がした気がするのに、言葉まではつかめない。俺は天井を見上げたまま、乱れた息を整えようとした。 ここは魔王城ではない。 壁にかかった布も、窓枠の形も、寝台の脇に置かれた小さな卓も知っている。アストリアの城で与えられた、俺の部屋だ。 どうしてここにいるのかは、わからなかった。 誰に運ばれたのか
「龍夜!今のうちに、あなたの全ての気を溜めなさい!」 「でも、どうやって……」 「わたしがあいつの注意を惹きつけます」 「わ、わかった!」 直前まで玉座の間を満たしていた黄金の光は、薄い残照となって砂塵の中を漂っていた。胸から肩、腕、腰、脚へと身体に沿って連なる黄金の装甲が、戦場を震わせる低い唸りに呼応し、刻まれた紋様を明滅させている。 ミユウの天柱の矢に貫かれた玉座は原形を失い、その残骸が黒い石床へ散乱していた。広間を縦横に裂く亀裂は柱の根元にまで達し、崩れかけた天井から絶え間なく砂や小石が降ってくる。散った黄金の羽根も、床へ落ちる前に輪郭を失い、静かな光の粒へ変わりつつあった。 その荒れ果てた広間の中心に、ラフィセルが立っている。 玉座を砕かれ、幾度も攻撃を受けたはずなのに、その背筋は少しも曲がっていない。黒い衣を包む魔力は、むしろ先ほどまでよりも凶悪な密度を帯びていた。闇が何層にも折り重なり、周囲に残る黄金の光を端から呑み込んでいく。 ラフィセルの目が、ルゥの肩越しに俺を捉えた。 冷たく研ぎ澄まされた視線だった。感情のまま怒鳴り散らすことも、砕けた玉座を振り返ることもない。ただ、低く下げられた顎と細められた目から、踏みにじられた威厳への怒りが、刃物のような鋭さを伴って伝わってきた。 俺のすぐ後ろには、幼い身体へ戻ったミユウが横たわっている。 正天使の力を使い果たし、十六歳の姿さえ保てなくなった小さな身体。その周囲に残る羽根はもう数えるほどしかない。ミユウは反応を見せないまま、砕けた石と消えかけた光の中にいる。 振り返りたい衝動が、胸を強く締めつけた。 けれど、今はできない。 ここで視線を外せば、ラフィセルは必ずその隙を突く。俺が戦いを終わらせない限り、ミユウのそばへ戻ることさえ許されないのだ。 ルゥは俺とミユウを背にかばうように立ち、両腕を広げた。足元へ集まった水が薄青い光を放ち、細い流れとなって亀裂の間を走っていく。「あなたの相手は、わたしです」「一人で僕を止めるつもりかい?」 ラフィセルの低い声とともに、周囲の黒い魔力がうねった。「止めます。そのために、わたしはここへ立っています」 ルゥは静かに答えると、俺を振り返ることなく床を蹴った。 俺も迷いを切り離す。両足を亀裂の走る床へ踏ん張り、重心を低く落とした。両手を
「今のは焦ったぞ、虫ケラどもが」 低く押し殺した声が、魔王城の玉座の間を震わせた。 天柱の矢に貫かれた玉座は原形を失い、黒い石の破片となって広間の奥へ散乱している。床には黄金の光を宿した亀裂が幾重にも走り、その上をルゥの水の残光が青い帯となって流れていた。さらに、俺が投げ放ったアストラルフレイムの青白い炎が、砂塵に霞む玉座の残骸を照らしている。 三人の力を重ねた一撃。その中心には、黄金と青と白が混ざり合った光の奔流が、今なお激しく渦巻いていた。 だが、その奥から黒い霧が滲み出す。 最初は糸ほどに細かった影が、床や壁を這う闇を吸い上げながら膨らみ、残っていた光を内側から押し退けていく。黒い霧は一点へ収束すると、人の背丈を越える柱となって立ち上がった。その内側で幾筋もの影が絡まり、頭、肩、腕、胴体の輪郭を静かに取り戻していく。 やがて霧の中で、二つの瞳が開いた。 そこに立っていたのは、完全な姿を取り戻したラフィセルだった。「我が玉座を砕き、この身にまで届いたことは褒めてやろう」 黒い衣には乱れ一つなく、背筋もまっすぐに伸びている。けれど、こちらを見下ろす冷たい眼差しと、その身体から溢れ出す魔力は、復活する前とは比べものにならなかった。 目に見えない巨大な圧力が玉座の間を満たし、呼吸をするたびに肺が押し潰されそうになる。床に転がっていた小石が震え、次々と宙へ浮かび上がった。崩れかけた柱から砂が零れ、天井に走った亀裂の奥で、岩盤が軋む鈍い音が続いている。「だが、貴様らが得たものは、我が怒りだけだ」 ラフィセルが静かに片足を踏み出した。 その瞬間、空気が爆ぜた。 衝撃が床を走り、黄金の光を宿していた亀裂が黒く染まる。ルゥの水の残光は押し潰され、無数の飛沫となって散った。遠くに横たわるアストラルフレイムの炎も大きく揺らぎ、今にも闇へ呑まれそうなほど細くなる。 俺は腕で顔を庇い、踏みとどまろうとした。しかし、足元の石床ごと揺さぶられ、身体が何歩分も後ろへ滑っていく。胸の奥では魔王の呪いが黒い杭となって食い込み、心臓の鼓動に合わせて、焼けるような痛みを全身へ送り込んでいた。 苦しい。まともに息を吸うことさえできない。 それでも、ここで目を逸らすわけにはいかなかった。 砂塵の向こうで、ラフィセルを包む黒い魔力が渦を巻いている。それは炎でも霧でもない
「やった……」 倒れたスライムが、青白い光になって芝生の上へ消えていく。 俺は剣を下ろした瞬間、その場に膝をつきそうになった。 息が荒い。 腕が痛い。 指先はまだ震えている。 それでも、俺は立っていた。 勝った。 たった一匹のスライムだ。 この世界では、子どもでも倒せるような魔物なのかもしれない。勇者を目指すなんて言っている人間が、ここで喜んでいいのかもわからない。 それでも。 俺にとっては、初めて自分の足で踏み出した一歩だった。「龍夜くん!」 ミユウが走ってきた。 次の瞬間、俺の両手をぎゅっと握る。「すごい! 本当にすごいよ! 龍夜くん、最後まで逃げなかった!
「お前、なんで俺の名前知ってるんだ」 俺の声は、自分で思ったより低く響いた。 白い石で造られた広間は、天井がやたらと高い。柱には羽を広げた女神みたいな彫刻が並び、壁の奥では青白い光がゆらゆら揺れていた。 ここが天界アストリアだとか、俺が勇者として召喚されたとか、正直まだ頭が追いついていない。 それでも、一つだけ引っかかっていた。 目の前の少女――ミユウ・ネフェルト。 俺よりずっと小柄で、銀色の髪をふわりと揺らし、背中に大きな白い翼を持った少女。初対面のはずなのに、こいつは当然のように俺の名前を呼んだ。 瀬野龍夜。 俺が名乗る前に。 その事実だけは、どんな不思議な景色よりも気
白い扉の前で、俺は足を止めた。 測定の間。そこへ向かうまで、ミユウは俺の手首を掴んだまま、迷いなく歩いてきた。「龍夜くん、こっちだよ」「……これ、本当に必要なのか」 ミユウはきょとんと振り返った。白い羽が揺れ、銀色の髪が肩で跳ねる。「必要だよ。龍夜くんが、どんな力を持ってるか見るの」「持ってなかったら?」 自分でも嫌な聞き方だと思った。 けれどミユウは怒らない。俺の手首を離し、両手で俺の手を包んだ。「持ってなくても、龍夜くんは龍夜くんだよ」「それ、答えになってない」「うん。答えじゃないよ。でも、先に言いたかったの。水晶が見せるものが、ぜんぶじゃないって」 小さな掌は
教室の床が光った瞬間、俺の指先からスマホが滑り落ちた。 画面の中では勇者が剣を振り上げたまま止まり、机の脚も、上履きの先も、椅子の影も白く焼けていく。誰かのシャーペンが床に転がる音だけが、耳の奥でやけに大きく響いた。 次に膝へ触れたのは、教室の床ではなかった。 手のひらに食い込む、ざらついた石の冷たさ。肺に入った空気は、チョークではなく、古い香炉と雨上がりの石畳みたいな匂いがした。 俺は瀬野龍夜。漫画やゲームの世界に逃げ込み、異世界で無双する妄想ばかりしている、ごく普通の高校生だ。 ……なのに。 足元には白い線で描かれた巨大な円があった。文字、羽のような模様、薄く脈を打つ光。そ







